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ラーメン大公|創業50年以上、昔ながらの味を守り続ける札幌の老舗店

公開
札幌市中央区は、約300店舗のラーメン店がひしめく激戦区。

その中でも50年以上続く名店・ラーメン大公は、昔ながらの味を守り続ける老舗です。1966年の創業以来、時代の流れと共に数多くのラーメン店が閉店してくなかで、当時オープンしたラーメン店は8軒ほどしか残っていないと言います。

激戦区の中でもラーメン大公が愛され続ける理由とは?その魅力をたっぷりとご紹介します。

ラーメン大公の一番人気は「味噌ラーメン」

ラーメン大公の「味噌ラーメン」
みそラーメン 750円
ラーメン大公の人気No.1メニューは、「味噌ラーメン」。

昔から製法を変えずに作り続けるラーメンは、ほのかな甘さとコクのある味噌スープがたまらない一杯。
おいしさの秘密は、しょうゆ、すった玉ねぎ、にんにくなどを入れて練った白・赤味噌を、1カ月ほど熟成させてから使用すること。

「お客さんのために味を変えるわけにはいかないので、苦労しても守っていきたい」と、2代目店主の田中さんは語ります。

熱々で提供される味噌ラーメンは、先代の「ラーメンは熱くないとダメ」という教えから。味噌とスープを合わせる際に小鍋でもう一度温め直しているそうです。

どこか懐かしさを感じるラーメン大公の「なつかしラーメン」

ラーメン大公の「なつかしラーメン」
なつかしラーメン 800円
しょうゆベースの「なつかしラーメン」は、しっかりとしたうま味が感じられるスープが印象的。

スープには、しょうゆ、ニンニク、生姜、みりん、砂糖で作った特製ダレが加えられています。昔から変わらない具材と作り方で作られる「なつかしラーメン」は、初めて食べてもどこか懐かしさを感じてしまう優しい味わいです。

ラーメン大公の味を高め、守り続ける店主の想い

ラーメン大公の店主
35年前から先代を手伝い、今もこれまでも人気の店を守ってきた店主の田中さん。

「わざわざ足を運んできてくれるお客さんを、がっかりさせないために“一杯入魂”で頑張ってやっています」と語ります。

先代から受け継ぐベースのスープは当時、豚足、豚ガラ、野菜だけで作っていました。そこに鶏ガラとアジの煮干しを加えることで、基本の味は変えずにより深みを出せるようになったのです。変わらぬ味を求めやって来る常連客にも大満足の味を、提供し続けています。
ご自身もラーメンを食べるのが大好きで「好きなものを仕事にしていけているのは幸せだ」と語る田中さん。お体に気をつけて、これからも老舗の変わらぬ味を守り続けてほしいです。
 
■札幌ラーメン 大公
住所 北海道札幌市中央区南2条西5丁目1
電話番号 011-231-0293
営業時間 11:00~23:00
定休日 水曜日

※この情報は2022年1月8日放送日時点での情報です。