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左手で奏でる 再生の音 右半身まひのフルート奏者畠中さん あこがれのキタラへ

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約10年前に脳卒中で右半身まひとなり、一度は諦めたフルートの演奏に、再び打ち込む男性がいる。札幌市西区の建築家畠中秀幸さん(53)。右手で特注のフルートを支えながら、左手を動かし、伸びやかな音をうみだす。「ようやく音が安定して出せるようになった」と7月2日には、あこがれだった札幌コンサートホール・キタラ(中央区)の小ホールに立つ。