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「K-Pg境界層」を北海道博物館の調査チームが標本採取

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北海道博物館の調査チームは10月24~26日、十勝管内浦幌町川流布で、恐竜が絶滅した約6600万年前の地層「K―Pg境界」とこれを挟む地層をはぎ取った。この境界層は東アジアで唯一、同町で確認されており、同館では今後展示や研究に用いる。「K―Pg境界」は恐竜が栄えた中生代白亜紀と絶滅後の新生代古第三紀を隔てる黒灰色の地層。浦幌町では1986年、山形大の調査で確認された。地上ではほとんど見られないイリジウムを含み、小天体衝突の痕跡とされる。