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テレビ塔など青色にライトアップ 糖尿病予防に啓発

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国連の「世界糖尿病デー」の11月14日、札幌市中央区のさっぽろテレビ塔や札幌市時計台が糖尿病予防のシンボルカラーの青色にライトアップされた。日本糖尿病学会(東京)などでつくる実行委が全国各地で企画。午後5時にテレビ塔や時計台が青色に彩られると、スマートフォンで撮影する市民らの姿が見られた。糖尿病デーは治療に必要なインスリンの発見者の誕生日に由来し、2006年に定められた。厚生労働省がまとめた16年の国民健康・栄養調査では「糖尿病が強く疑われる人」は国内で約1千万人と推計された。糖尿病は初期には自覚症状が出にくく、治療の遅れにより重症化するケースもあるという。北海道糖尿病協会(札幌)の柴田晴昭事務局長(53)は「早期の発見のために定期検査を受けてほしい」と呼びかけている。