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自動運転EVバス 東川町で乗客乗せて試験運行 上川管内で初

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東川町とソフトバンク子会社「BOLDLY」(東京)は3月6日、自動運転の電気自動車(EV)バスの試験運行を町中心部で始めた。上川管内では初の取り組み。10日まで行い、雪道の走行状況を検証する。ボードリーは、全国で自動運転バスの試験運行を担い、十勝管内上士幌町や茨城県境町などで実用化に携わっている。自動運転バスはフランス製「ナビヤ アルマ」(定員11人)。試験運行はオペレーターが乗り、緊急時は手動に切り替える「レベル2」で行われた。コースは町役場や東川小など7箇所を巡る2・6キロで、バスは6日午前10時すぎから計6回走行した。所要時間は時速20キロ以内で約20分。  町の農協や商工会の関係者ら16人が交代で乗車し、赤信号での自動停車などを体験していた。宅配業の運転手不足を懸念する町は、新年度以降も試験運行を続け、町内での実用化を目指す。  町適疎推進課の窪田昭仁課長は「将来的には貨客混載を目指したい」と話した。