Flick

春告げる群来 海白く 小平 鬼鹿の海岸にニシン

公開
小平町鬼鹿の海岸で4月14日、ニシンの産卵で海が乳白色に染まる「群来(くき)」が確認され、近くの住民や通りかかったドライバーらが命をつなぐ営みを見守っていた。場所は国の重要文化財「旧花田家番屋」から1キロほど南にある海岸。幅100メートル、沖合200メートルほどにかけ、大群で押し寄せた雄の精子で白く濁った。周辺にはカモメやカラスが何羽も飛び交い、海面を跳ねる銀色の魚影に狙いを定める姿が見られた。