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マリモ生息地再生へ国が試験 疑似マリモ、水中から引き上げ

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環境省は11月8日、球状マリモの生息地再生のため、球状マリモの破片を丸めた「疑似マリモ」を、沈めていた阿寒湖シュリコマベツ湾から引き上げ、本年度から本格化させた育成試験を終了した。疑似マリモは直径数センチの130個で、水深1・2メートル~1・5メートルの地点に130個設置した。中には識別用の集積回路(IC)チップが埋め込まれており、今後一つずつ重さや大きさを計測して設置前後の変化を調べ、場所や方法による成長の違いを分析する予定だ。同省は来年度に向け、データを分析し、効果的な育成方法を探る。