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丸木舟チプ 30年ぶり無事に進水 千歳アイヌ協会 安堵と喜び

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10月31日に千歳市内で約30年ぶりに行われた千歳アイヌ協会によるチプ(丸木舟)の進水式「チプサンケ」。製作に関わった関係者や協会員らからは、喜びや安堵(あんど)の声が聞かれた。協会は国のアイヌ政策推進交付金を活用し、市から委託を受けて長さ約7メートルと約4メートルの舟2隻を製作。今年2月、日高管内新ひだか町で調達したカツラの大木を材料に、5月上旬から10月中旬にかけ、約20人で作業を行った。進水式には約30人が出席。千歳に伝わるアイヌ民族の歌声が響く中、舟を千歳川から分岐した水路に送り出した。