観光船事故防ぐため 船内火災を想定し訓練や避難誘導 洞爺湖汽船など
洞爺湖汽船は6月22日、湖内で運航する「羊蹄」(346トン)で火災を想定した船上避難訓練を行い、従業員のほか洞爺湖で小型船を扱う業者ら計約40人が参加した。乗務員が消火を試みたが火の勢いが衰えなかった想定で、けが人を含む乗客役を安全に下船させる避難誘導を行った。船長は無線電話で付近を航行する船舶などに緊急通報する動作確認を行った。大西英生社長は「日頃から『想定外だった』ということがないようにするため訓練している。これからも安全運航を最優先したい」と話した。