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胆振東部地震から4年 犠牲悼む 記憶を次に

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全道で44人が亡くなった胆振東部地震から4年を迎えた9月6日、道内初の震度7を観測し、37人が犠牲となった胆振管内厚真町では町民らが失われた命を悼んだ。同管内むかわ、安平両町では、復興の決意と防災への意識を新たにした。厚真町では宮坂尚市朗町長や町職員らが、町中心部の公園にある慰霊碑を訪れ、正午のサイレンに合わせて黙とう。宮坂町長は「誰一人取り残さず、安心安全なまちづくりを進めると犠牲者に伝えた」と述べた。吉野地区の献花台でも、地震発生時刻の午前3時7分前後から被災者らが次々と手を合わせた。