佐呂間町の現代墨絵作家、安保真さんの滲み画教室
佐呂間町出身の現代墨絵作家、安保真さん(60)による「滲み画」の体験教室が町立図書館で開かれ、町民12人が墨のにじみを利用した特殊な技法を学んだ。滲み画は、安保さんが墨と水を使った新たな表現技法として約30年前に確立した。紙の上に垂らした水滴に墨をにじませ、乾燥と重ね塗りを繰り返して深みのある絵を完成させる。教室では、安保さんが手順やこつを説明し、参加者はフクロウの描写に取り組んだ。下絵が描かれた紙に筆で水滴を落とし、つまようじですくった墨を水滴ににじませた後、余計な水分を布で拭き取った。