「北方領土返せ」3年ぶり東京でデモ行進 墓参再開要望
ロシアによるウクライナ侵攻後初めて東京都内で行われた12月1日の「北方領土返還要求中央アピール行動」で、北方四島の元島民らが3年ぶりにデモ行進した。日ロ関係が悪化する中、参加者は再開が見通せない平和条約締結には触れず、「北方領土を返せ」と声を上げた。根室市の石垣雅敏市長らは行進後、岸田文雄首相と官邸で面会し、元島民らの北方領土墓参の早期再開を求めた。デモ行進はコロナ禍で20、21年は中止されたが、今年で15回目。約500人が参加し、銀座周辺の1・6キロを行進した。