直木賞 千早茜さん喜びの会見
戦国末期から江戸初期の石見銀山を舞台にした時代小説「しろがねの葉」で直木賞に決まった千早茜さん(43)=江別市出身、在住地は非公表=は1月19日夜、東京都内で記者会見に臨み「取れると思っていなかったのでぼうぜんとしている」と喜びを口にした。 受賞作では、主人公ウメが男世界の銀山で過酷な境遇や時代にあらがいながらも自立した女性として成長していく姿を描いた。選考委員の宮部みゆきさんからは「血と土のにおいがしてくる千早さんしか書けない腰が据わった文章」などと高い評価を受けた。