ラッコ、流氷を走る!? 北海道浜中町・霧多布岬 地元NPOが撮影
3月21日まで1週間にわたり浜中町内の沿岸を覆った流氷。霧多布岬(湯沸岬)周辺の雪原のようになった海では、絶滅危惧種のラッコが走ったり、氷塊の間を潜って餌を取ったり、力強く生き抜いていた。その姿を町内のNPO法人エトピリカ基金の片岡義広理事長が撮影した。流氷は15日朝、根室市沖から東寄りの風に吹き寄せられて沿岸一帯を覆った。大規模な漂着は21年ぶりとみられ、同岬周辺の沿岸10キロに8頭いたラッコが姿を消した。ラッコは毎日、体重の2割以上の餌を食べる。片岡理事長は17日午後に3頭を確認した。