流氷砕氷船「おーろら2」からの眺め忘れない 最終クルーズに市民250人 網走
28年間運航され、今冬で引退する流氷観光砕氷船「おーろら2」(489トン)のラストクルーズが3月21日、網走沖で開催され、乗船した市民250人が地域観光をけん引してきた船との別れを惜しんだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で乗船客が減り、維持費の負担が難しくなったことから引退する。ラストクルーズは市民を対象に無料で運航し、満員となった。おーろら2は沖合約10キロの流氷帯を1時間余りかけて航行した。道東観光開発(網走)は新たに小型船「おーろら3」(19トン)を建造する予定。