日本刀 恒例打ち初め 室蘭・日本製鋼所
日本製鋼所M&E室蘭製作所は1月5日、敷地内の「瑞泉鍛刀所(ずいせんたんとうしょ)」で恒例の日本刀の打ち初め式を開いた。同社幹部らが立ち会い、1年間の安全操業や新型コロナウイルスの収束を願った。1918年(大正7年)に鍛刀所が開設して以来100年以上続く伝統の行事。5代目当主、佐々木胤成(たねしげ)さん(49)と先代当主の堀井胤匡(たねただ)さん(67)の2人が、火床(ほど)(炉)から取り出した約千度の真っ赤な鋼を大づちと小づちで交互にたたくと火花が散り、甲高い金属音が響いた。