Flick

阿寒湖温泉、20年ぶり丸木舟づくり アイヌ民族の工芸技術継承

公開
アイヌ民族の伝統儀式に使う丸木舟づくりが釧路市の阿寒湖温泉で進んでいる。阿寒湖地区では約20年ぶりで、市が阿寒アイヌ工芸組合に委託した。7月中旬に材料となるカツラの大木を弟子屈町の国有林から伐採。12月上旬に同地区の木彫制作施設で作業が始まった。12月20日は木彫作家ら7人がチェーンソーを巧みに操り、木くずを舞い上げながら舟を削った。舟は長さ7・2メートル、幅65センチ、高さ50センチあり、3人乗りを予定する。年内に全体の形を削り終え、22年1月には舟に文様を彫る。