阿寒湖マリモ、みんなで「救出」 岸に大量打ち上げ、凍死防ぐため市民協力
阿寒湖岸に大量に打ち上げられたマリモを湖に戻す作業が12月9日、行われた。厳冬期を前にマリモが岸辺で凍死する恐れがあるため、市民ら約50人が沖に「救出」した。阿寒湖のマリモ保全推進委員会の主催。参加者はスコップや熊手で水中に移動させたり、放水して沖側に流したりしたほか、生育を妨げる水草を除去した。打ち上げは5~7年周期で起こる。通常、風や波で沖に運ばれるが、凍死が懸念されたため戻す作業を急いだ。打ち上げは今月1日に強い南風が断続的に12時間以上吹いたことが原因とみられる。