霧多布岬に8頭目のラッコ赤ちゃん
絶滅危惧種のラッコの繁殖地となりつつある霧多布岬(浜中町湯沸岬)沿岸で9月14日、8頭目となる赤ちゃんが確認された。フワフワの茶色い産毛に覆われ、母親のおなかの上で「ミーミー」とおっぱいをねだる。現在、雌2頭の子育て姿を観察できる。母親は神経質になっており、観察時は音を出さず、草に隠れるなど注意が必要だ。町や漁業、観光関係者らは7月、ラッコとの共生を目指す鑑賞ルールを決めており、遊歩道の外に出ないことや大きな音を出さないことのほか、船舶での接近や餌付け行為、ドローン利用などを禁止している。