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花を求めてハチと旅する「十勝養蜂園」

公開
7月下旬、日の出直後の午前4時すぎ。足寄町の山中に、8トントラックが到着した。扉には「花を求めて三千里」の文字。運転席から降りた高橋翔太さん(30)は、麦わら帽子に網が縫い付けられた専用の「面布」を着用し、荷台に積んでいたリンゴ箱ほどの大きさの木箱を次々と降ろす。箱の窓を開けると、「ブンブン」と小さな羽音をたて、無数のミツバチが飛び出した。