牛の受精卵 空から宅配 上士幌 ドローンで運ぶ実証実験
上士幌町や上士幌町農協などは7月1日、牛の受精卵をドローンで運ぶ実証実験を行った。町によると世界初の実験で、ドローン輸送による温度変化や振動が受精卵にどのような影響を与えるかを調べた。季節や時間帯を変えて本年度中に計4回実験を行い、輸送コストの削減や冬場の輸送リスク低減の可能性を検証する。同町と同農協、ドローン配送のネクストデリバリー(山梨県小菅村)が、JA全農ET研究所(上士幌町)の協力を受けて実施。和牛の受精卵を同研究所から10キロほど離れた町内の牧場にドローンで運んだ。