豊平峡温泉で味わえる絶品カレー！本格ナンも楽しんで

今回は、源泉温泉100％かけ流しで有名な豊平峡温泉にやってきました。温泉の人気もさることながら、豊平峡温泉といえばカレーというくらい有名なスポットです。休日には長蛇の列ができるほどの本格的なインドカレーは子供から大人まで、多くの人に愛される豊平峡温泉を代表するメニュー。その人気の秘密に迫ります。

お店を訪れるお客さんの多くが注文するのが、本格的なナンがついたチキンマサラカレーです。こちらのメニューは、トマトベースとタマネギベースの2種類のカレーをミックスしています。野菜をベースにじっくりと煮込んでおり、それぞれの素材の香りが引き立つ逸品です。タマネギベースは、50個ほどのタマネギを無水で煮込んでとろみを引き出すひと手間も。トマトの風味も感じられながら、あっさり感と濃厚さが合わさった豊平峡温泉でしか食べられない味わいが生み出されています。

レポーターの北川さんの顔よりも大きいナンは、日本に数台しかないと言われる本格的なタンドール釜で焼き上げています。セラミック製の釜は遠赤外線が適度に反射し、出来上がるナンは水分をほどよく含んでいるので、外はパリッと、中はふわっとした食感がやみつきになる美味しさです。ナンをのばす工程には熟練の技が必要で、習得に2～3年かかると支配人の馬場さんが教えてくれました。

ほうれん草のカレーという『チキンサグワラ』は、その名の通りほうれん草の風味が濃厚ながらも、あっさりといただけるカレーです。日本人にとってはあまり馴染みのない緑色のカレーですが、ビジュアルに興味を持ったお客さんがリピーターになることも。本場のシェフがいる豊平峡温泉ならではのメニューかもしれませんね。
 

豊平峡温泉では、カレーの他に、こだわりを持って作られているメニューがあるのをご存知でしょうか？同店で提供するそばは、つなぎを一切使わない十割そば。江丹別産のそばの実を、毎朝石臼でひいています。そばは調理時間との勝負で、いかに酸化させないかがおいしさを保つ秘訣。そのため、豊平峡温泉では十割そば用の自動製麺機を導入し、茹でるまでの時間を短縮しています。この珍しい機械のおかげで、切れずにコシのあるそばを食べることができますよ。

いかがでしたか？今回は、定山渓にある豊平峡温泉をご紹介しました。温泉施設として有名なだけでなく、カレーとおそばが大人気の行列店です。本格的なカレーやコシのある十割そばを楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
 
◆豊平峡温泉
・住所：北海道札幌市南区定山渓608-2