エクスクラメーションベーカリーでシェフと職人が創り出すパンを楽しもう

今回ご紹介するのは、札幌を代表する温泉街・定山渓温泉にある「エクスクラメーションベーカリー」。
足湯に浸かりながら、美しいパンをいただけると人気のパン屋さんです。

こちらではパン職人と料理人がコラボした珍しい具材のパンが魅力。見た目も味も心躍るパンの秘密をご紹介します。

木のぬくもりある空間の店内には、扉付きの棚があり、中にはエクスクラメーションベーカリー自慢のパンたちがズラリ！ジュエリーのようにキラキラと美しいパンの数々に思わず心が躍ります。

エクスクラメ―ションベーカリーという店名は、「小さな驚きが生まれるパンを作りたい」という思いから名付けられました。こちらで楽しめるのは、定山渓の地元食材を使ったここでしか味わえないパンばかり。

購入したパンはカフェスペースで味わうことができますが、足湯につかりながら堪能するのもおすすめですよ。

こちらでぜひ味わってほしいのがエクスクラメーションバーガーです。
高さ約15cmもあるハンバーガーはボリュームたっぷり。バンズには全粒粉を加えることでミネラルが豊富で深い味わいを楽しめます。

パテには地元の定山渓精肉店に、特注した牛サーロイン・ヒレ肉・タンを混ぜて作ってものを使用。香ばしいバンズ、食べごたえのあるパテと満足度が高いメニューです！

パテの下には秋田産のいぶりがっこと自家製塩昆布キャベツが入っていて、味の変化がアクセントになっています。見た目や食べ進めると出てくる味の変化に、何度も驚いてしまうハンバーガーです。

エクスクラメーションベーカリーの中でも人気なのが、パン職人と料理人それぞれのプロが一緒に作り上げる『エクスクラメーションシリーズ』。

エクスクラメーションベーカリーでは、具材を作っているのは、フラノ寳亭留など一流ホテルで腕をふるい、現在は第一寳亭留のフレンチシェフを兼任するシェフ。フランス料理から発想を得た、パン屋さんでは珍しい食材の組み合わせで料理のひと皿のようなパンを作りだしています。

その最たるものが「つぶ貝とインカのめざめ」のデニッシュ。
溢れんばかりに乗った具材のインパクトと、にんにくやバターの香りに食欲がそそります。味付けはパセリ・にんにく・バターを混ぜて作られた「エスカルゴバター」。フランスの「エスカルゴ・ブルゴーニュ」という料理からヒントを得て作り上げた自慢の一品です。

エスカルゴの代わりに北海つぶ貝を使用し、十勝産ブラウンマッシュルームと蒸したインカのめざめを合わせてパンは本格的なフレンチの味を楽しめるのがうれしいですね。

 

具材を担当するシェフが最も大切にしているのが「味のインパクト」。
「フランス料理では、お皿に残ったソースをパンに付けて食べるという習慣があります。それを元に『パンにソースを付けたときの味』を想像するという発想で具材を考えています」と、教えてくれました。

シャフこだわりの惣菜パン「九条葱とちりめん山椒」にも注目。
パンの具材としては珍しい、ちりめんと和歌山県産有馬山椒を混ぜて佃煮にしたちりめん山椒、通常の長葱よりも味が繊細な京都産九条葱、山椒入りのクリームチーズを合わせています。山椒とねぎの風味が絶妙にマッチし、食べるたびに味わいが広がる逸品は忘れられないパンになること間違えなし！

シェフにこれからどんなパンを作っていきたいか尋ねると「季節に合わせた食材と、できるだけ地元の食材で和と洋を組み合わせた総菜を作り出して、お客さんに『エクスクラメーション』を起こさせるパンをこれからも作っていきたい」と語っていました。

おいしいと小さな驚きが楽しめる「エクスクラメーションベーカリー」へ、ぜひ足を運んでみてください。

■エクスクラメーションベーカリー

住所	札幌市南区定山渓温泉西2丁目1
営業時間	10:00〜17:00
定休日	水曜日
Instagram	https://www.instagram.com/excl.pan/