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札幌西区のうどんの名店「手打ちうどん寺屋」を紹介

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札幌西区にあるうどんのお店「手打ちうどん寺屋」。

本場の味わが楽しめるとファンが多い人気店は、2017年にはミシュランガイド北海道にてビブグルマンに輝いた名店です。

今回は、コシのあるなめらかなうどん、出汁香るおでんが楽しめる名店「手打ちうどん寺屋」を紹介します。

手打ちうどん寺屋は札幌西区にあるうどんのお店

札幌市・西区にある手打ちうどん寺屋の外観
手打ちうどん寺屋は、2002年に札幌東区で創業し現在は札幌西区の琴似に移転。

店主は、うどんの本場・香川県出身の寺井嘉朗さん。
大学卒業後、留学先のカナダで食べた巻き寿司の天ぷらに感動し料理人になろうと思ったことが開店のきっかけになりました。

小さい頃から馴染みのあったうどん屋の開店を決意した寺井さんは、有名うどん店「手打ちうどん・はりや」に弟子入り。​​手打ちうどん寺屋を札幌で創業しました。「自分なりにアレンジし、現在は目指している味にできている」と寺井さんは語ります。

手打ちうどん寺屋ならではのスタイル・メニューも魅力

手打ちうどん寺屋の讃岐おでん
お店に入ってすぐ出迎えてくれるのは、うどんと並ぶお店の看板料理「讃岐おでん」。
手打ちうどん寺屋では、うどんが出来上がるまでの時間に食べてもらおうとおでんもメニューに並んでいます。香川県ではこれが一般的なうどん屋のスタイル。おでんは、からし味噌でいただくのが香川流です。

牛すじは北海道産・平取和牛を使用し、下茹でしたものを6時間うどんの出汁で煮込み、やわらかく仕上げています。

手打ちうどん寺屋ならではのうどんにも注目!
オリジナルの食べ方ができると人気なのが「ごぼう天肉汁つけめん」です。
寺井さんも「香川にはないと思う」と語る、冷たいうどんを甘じょっぱいたれにつけて食べるつけ麺メニュー。つゆは暖かく、寒い時期でも体が温まります。中国の調味料・花椒(ホアジャオ)の、ピリッとした辛味と香りのアクセントも魅力。
すっきりとした味わいになり、美味しさが倍増します。

手打ちうどん寺屋を有名にした名物うどんは注目必至

ALT手打ちうどん寺屋の人気メニュー「ぶっかけ天ぷら」
ぶっかけ天ぷら 1200円
お店の名前を世に知らしめた名物うどん「ぶっかけ天ぷら」。
ツヤツヤとしたうどんと、どんぶりからはみ出るように盛り付けられたサクサクの天ぷらが目を引くメニューです。お好みでレモンを絞ると、また違った味わいが楽しめますよ。

手打ちうどん寺屋が特におすすめしているのが、”冷たい”うどん。
冷たいうどんには、弾力やのど越しの良さ・コシ・なめらかさなど、手打ちうどん寺屋ならではのこだわりがより強く表れています。
うどんを打つために使っているのは、北海道産とオーストラリア産の2種類の小麦粉。2種類の小麦粉を組み合わせることで麺の質が安定し、食感も香りも良いうどんが出来上がります。

香川では朝にうどんを練るのが基本ですが、北海道では気候に合わせて前日に練り、ひと晩熟成させてからうどんを打っているんだとか。

品のある香り高いつゆは、道産子に合わせた少し甘めの味付け。道産昆布や京都のサバとムロアジ・香川の伊吹島で捕れる最高級の煮干しで出汁をとっているのがこだわりです。

うどんに盛られたかしわ天は、生の鶏胸肉を使うことで臭みが少なくジューシーに仕上がっています。うどんの茹で上がりに合わせて揚げているため、揚げたてを味わえるのも嬉しい限り。

手打ちうどん寺屋のうどんに込めらえた故郷香川への想い

手打ちうどん寺屋の「ちくわの天ぷら」
ちくわの天ぷら 200円
故郷・香川県への想いは、うどんだけでなくトッピングメニューにも表れています。

ちくわの天ぷらには、香川から送ってもらっているという肉厚で歯応えのあるちくわを使用。香川のちくわは、もちもちしているのが特徴です。寺井さんが探し回り、味も食感もお店のうどんとマッチする香川県産のちくわに辿り着きました。

 
「周りにはうどん店しかなかった。それがあって今の僕がある」と語っていた寺井さん。ミシュランに輝いた手打ちうどん寺屋は、うどん通を認める本場の味。ぜひ一度足を運んでみてください。

■手打ちうどん 寺屋
住所 札幌市西区山の手3条6丁目1-10
営業時間 平日 11:00~14:30 ※売切次第終了
土日祝 11:00~15:00 ※売切次第終了
電話番号 011-622-4828(受付時間 午前11時~売切次第)
定休日 月曜日・火曜日
HP https://www.udonteraya.com/


▽紹介メニュー
厚揚げ 180円
肉団子(自家製) 250円
牛すじ(平取和牛) 250円
ごぼう天肉汁つけめん 1,100円
ぶっかけ天ぷら 1,200円
ちくわの天ぷら 200円