ドサンコが木曽馬を代理出産 帯畜大で国内初
帯広畜産大は6月14日、長野県の日本在来馬・木曽馬の受精卵を移植した北海道和種馬(ドサンコ)が、「代理母」として木曽馬の子馬を出産したと発表した。飼育数が減っている日本在来馬の効率的な生産が期待できるという。受精卵は2021年7月、長野県木曽町で交配を終えた木曽馬の雌から回収。温度を20度に保つ特別な容器に入れ、飛行機で松本空港から新千歳空港、都市間バスと乗り継ぎ、回収から9時間ほどで帯広へ。その日のうちに、帯畜大で飼育するドサンコへ移植した。受精卵を遠隔輸送して移植出産に成功したのは国内初。