<20代記者がやってみた>7 釣り
今春、新人記者として苫小牧に赴任した。恥ずかしながら、苫小牧が水産のマチと知らなかった。苫小牧港では漁獲量日本一のホッキ貝をはじめ、サケやカレイなど豊富な水揚げがある。実は大学と大学院での専攻は水産学。サケの稚魚が生まれる瞬間や養殖施設はさんざん見てきたけれど、自分で釣り上げた経験はほとんどない。水産学を極めるべく、苫小牧港東港区内防波堤A(通称・一本防波堤)で海釣りに挑戦した。一本防波堤は2022年4月から有料の釣り場として土日祝日に開放され、道内の港湾施設で初の取り組みだという。