伝統芸能「熊舞」登別中3年生がJR登別駅前で披露
登別の伝統芸能「熊舞」の演舞が8月29日、JR登別駅前で披露された。山中でクマ2頭と出合った狩人がクマの案内で温泉にたどり着いたという物語を、登別中の3年生26人が笛と太鼓のはやしに合わせてユーモラスに表現した。熊舞は1981年、開拓の歴史を伝える芸能をつくろうと温泉街の青年有志が考案した。旧登別温泉中が授業で演舞に取り組み、同校と統合した登別中にも伝統が引き継がれ、3年間を通して熊舞を習っている。駅前での披露は毎年の恒例行事だったが3年ぶりの開催。保護者や観光客が詰めかけ、生徒の演舞を見守った。