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<音風景>「リュリュリュ」虫聴き体験会

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薄暗い室内に、澄んだ「虫の声」が心地よく響いた。十勝管内更別村の地域創造複合施設「sarapark(サラパーク)」で行われた「虫聴き体験会」だ。さらべつ昆虫研究所所長の斎藤彦馬さん(32)が主催した。8日に登場したのは、いずれも個性的な声の持ち主で、斎藤さんが飼育する。「鳴く虫の女王」と呼ばれるカンタンが「リュリュリュ…」と音を出せば、マツムシは「チンチロリン」。ヒメクサキリは「ジーーン!」と応じた。斎藤さんは、日本では昔から、日が暮れると外で虫の音を楽しむ「虫聴き」が行われてきたと説明した。