陸上自衛隊、上富良野で大規模対抗演習 ウクライナ情勢重ね「北方防衛」を誇示
陸上自衛隊は6月4日、全国有数の広さを持つ上富良野演習場(上川管内上富良野町など)で、敵と味方に分かれた実戦形式の大規模な実動対抗演習を行った。ロシアのウクライナ侵攻などによる国民不安も踏まえ、「北方防衛」を誇示する狙いがある。実動対抗演習で実際の交戦訓練を含めて報道公開したのは、今回が初めて。対抗演習は南北10キロ、東西5キロの広範囲で、第5旅団(帯広)の約820人が攻撃役、陸自第14旅団(香川県)の約980人が防御役となって行った。