世界文化遺産の登録決定から一夜 垣ノ島遺跡の一般公開始まる 函館
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ、函館市南茅部地区の垣ノ島遺跡は、世界文化遺産の登録決定に合わせて7月28日から一般公開を始めた。祝賀式典には工藤寿樹市長や地元関係者ら約60人が出席。工藤市長らがくす玉を割ると花火が打ち上がり、遺跡のオープンと世界遺産登録を盛大に祝った。来場者は縄文人の暮らしぶりや国内最大級の盛土遺構などの解説を興味深く聞いていた。同遺跡は函館市教委が2017年度から整備を進め、盛土遺構を一望できる展望デッキのほか、土器や石器の発掘体験ができる体験スペースを設けている。