さよならパセオ 蛍の光に見送られ32年の歴史に幕 180店営業終了
JR札幌駅直結の商業施設「パセオ」が9月30日、最後の営業を終えて閉館した。若者向けの衣料品店や飲食店を中心に約180店が駅周辺に活気をもたらしてきたが、新幹線延伸に伴う工事のため、32年の歴史に幕を下ろした。JR北海道は閉館期間を最長6年としているが、現時点で工事後の施設像は未定。閉館式典ではアーティストのミニライブや、利用者のコメントを集めた動画を上演。伏見克也店長(56)はあいさつで「お客さまから意見やおしかりなどいろんな声をいただき、従業員一丸となって運営してきました。お客さまに育てられた施設だったと実感しています」と感謝を述べた。