サケ上がれ 取り外しできる手軽な魚道 美幌博物館の講座
サケの遡上を妨げる川の段差に簡単に取り外しできる魚道を置き、実際の遡上の様子を見る美幌博物館講座「ポータブル魚道をつかってみよう」が10月22日、美幌町内を流れる川で行われた。講座には約20人が参加。水の流れについて研究している香川高等専門学校(高松市)の高橋直己准教授を講師に招いた。高橋准教授が考案したのは、約1・2メートル四方のます状の水槽二つを組み合わせた木製の魚道。サケは40センチの高低差を、二つの水槽を通ることで十数センチ程度の段差で小刻みに上っていくことができる。