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中川町で発見のテリジノサウルス 北大などの研究で新種と判明 長い爪で枝を引っかけ葉を食べたか

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中川町で2000年に発見された恐竜の化石が、肉食から草食に変化を遂げ、「謎の恐竜」とされるテリジノサウルス科の新種であることが、北大総合博物館の小林快次教授らの研究で判明した。テリジノサウルスと同様に長い爪を持ち、熊手のように木の枝をたぐり寄せて葉を食べた進化の過程が裏付けられた。小林教授らは5月10日、同博物館で記者会見し、新種を「パラリテリジノサウルス・ジャポニクス」と命名したと発表。道内で見つかった恐竜化石で命名されたのは、2019年のカムイサウルス以来2例目で国内では10例目となる。