サケの旅立ちお見送り 帯広の団体が稚魚放流 飼育施設が閉鎖検討、今年で最後?
帯広市のボランティア団体「十勝川さけの学舎(がくしゃ)」は5日、サケの稚魚約7千匹を十勝川に放流した。帯広開発建設部の「十勝川インフォメーションセンター」内の水槽で飼育したサケの稚魚を使用。ただ、開建が同センターの閉鎖を検討しており、来年以降の放流は不透明という。この日、放流した稚魚は、体長が平均約6・4センチ。家族連れら約50人が参加し、容器に入った稚魚を河川敷から川に渡した筒に流し入れた。清水町の吉田笑丸(えまる)君(5)は「初めて見た。触ったらうねうねしてたよ」と笑った。