糠平湖で湖を横断する御神渡り 上士幌
全面結氷した上士幌町の糠平湖で、氷が山脈のように持ち上がる「御神渡り」が現れ、神秘的な光景をつくり出している。御神渡りは結氷後の寒暖差によって氷が収縮と膨張を繰り返し、割れ目の氷が持ち上がってできる現象。南北に長い湖の中央付近で東西に横断する形で約1・5キロにわたりジグザクに連なり、高い所で約80センチある。同町のひがし大雪自然館の乙幡康之学芸員(39)は「近年は雪の降り方が変わり湖面に雪が積もらない時期があり、見られるようになってきた」と説明。今回は2019年以来の大規模なものだという。