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浦幌 春到来 ウラホロイチゲ開花 絶滅危惧Ⅱ類

公開
浦幌町統太(とうぶと)の防風林で、今年もウラホロイチゲが咲き始めた。アカゲラのドラミングが響く林に白い花がやわらかく揺れ、春到来を告げている。町立博物館の持田誠学芸員(49)によると、いつもは真っ先に咲く群落の開花が例年よりやや遅い。その分、エゾエンゴサクやアズマイチゲの花と開花のタイミングがそろった。環境省がレッドリストで「絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大)」に指定するウラホロイチゲは、「氷河期の生き残り」。花は黄金週間までが見頃で、その後は林の緑が季節を進める。