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広島で原爆の被害に遭った「被爆ギター」のコンサートが開かれた

公開
1945年(昭和20年)に広島で原爆の被害に遭った「被爆ギター」のコンサートが4月30日、札幌市中央区の市資料館で開かれた。広島市在住のギタリスト石原圭一郎さん(65)が、戦禍をくぐり抜けてよみがえった柔らかな音色を響かせた。このギターは爆心地から約3キロの地点で被爆して破損したが、2006年に修復された。ウクライナ侵攻など海外で紛争が続く中、コンサートでは、石原さんが平和を祈る曲として知られるカタルーニャ民謡「鳥の歌」などを演奏。哀愁を帯びた優しい旋律に、来場者は聞き入っていた。