ラッコの親子 海でぷかぷか 釧路町
釧路町の尻羽岬沖で、絶滅危惧種のラッコの子どもが、母親のおなかに乗って波に揺られる愛らしい姿を見せている。ラッコの繁殖が継続して確認されている根室市沖や同管内浜中町の霧多布岬(湯沸岬)に続き、道東で生息域が広がっている。尻羽岬周辺では数年前からラッコの姿が見られていた。釧路町に移住し、ラッコの観察を続けているしながわ水族館(東京)の元館長冨山昌弘さん(55)は、岬の沖で昨春と昨秋にもラッコの子どもを確認したといい、「今回の出産は4月18日ごろ。岬周辺では親子を含む10頭を確認している」と話す。