ちまき商戦、中国熱烈 夏の節句控え土産需要喚起 コロナ明けで包み方教室も
中国で6月22日からの「端午節」を前に、伝統的に食す「粽(ちまき)」の商戦が活発化している。北京市内のスーパーや老舗菓子店では専用コーナーを設け、豪華な箱入りで販売するなど土産需要を喚起。新型コロナ禍が明け、外国人向けの粽の包み方教室なども再開し、夏の節句を祝う動きが広がっている。端午節は旧暦の5月5日を祝う中国の祭日の一つ。疫病退散や厄除けなどの意味から、粽を食べたり、ドラゴンボートレースで競い合うなど数々の風習があり、2009年には国連教育科学文化機関の世界無形文化遺産に登録された。