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道東駆けた俊足「キハ283系」引退へ 減速までは国内最速

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3月12日のJR北海道のダイヤ改正に合わせ、札幌―釧路間の特急「おおぞら」のうち、青と銀色を基調とした車体の「キハ283系」の定期運行が11日をもって終了する。283系は1997年3月に運行を開始。開発のベースとなった281系(札幌―函館間の特急「北斗」)とともに噴火湾をイメージした青色の前頭部が特徴的で、カーブを減速せずに高速運転できる振り子式の気動車として、北海道で初めて導入された。最高時速は130キロ。事故やトラブルの続出で減速運転を実施するまでは国内最速のディーゼル特急だった。車両の老朽化などを理由に、特急「とかち」でも使われている261系に置き換えられる。