響く槌音 飛ぶ火花 札幌に刃物鍛冶の工房 工藤さん高知で修行
道内でも数少ない刃物鍛冶職人の工藤寛汰(ひろた)さん(26)が2022年春、札幌市東区に手作りの包丁やなたの販売所を開く。2021年4月に同区に工房をオープンして以来、販路拡大を計画してきた。工房には炉や研磨などの設備をそろえ、1人で連日、包丁などの制作に取り組み、これまで個人的なつながりで購入者を募ってきた。販売所は同社敷地内に開設する。工藤さんは高校生の頃から刃物の美しさに魅せられ、刃物作りの盛んな高知県で約5年間修業した。工房では包丁の形状などオーダーの相談に応じる。