<音風景>拍子木 札幌市 丘珠新栄団地
「ストーブつけたら、火の用心!」。夕暮れの住宅街に子どもたちの声と、拍子木の「カッチ、カッチ」の音が響く。江戸時代に始まった火の用心の夜回りは、周囲の耳目を集めるように呼びかけと響きの良い拍子木を併せて打つようになったとされる。丘珠はまなす少年消防クラブに所属する小学生14名が11月14日、丘珠新栄団地内で防火パトロールを行った。札幌市内には現在、少年消防クラブは49クラブあり、約850人が在籍。地域住民と消防機関が一体となって防火活動を担えるような社会人の育成を目指し、1985年に設立された。