「緑の防砂堤」で街を守れ 浜益の海岸、石狩市と北大院が実証事業
海岸の砂の飛散を防ぐため、市が本年度から浜益区川下海岸で取り組む防砂策の実証事業が11月10日、始まった。日本海に面している川下海岸では冬季に季節風の影響で、海岸の砂が高さ約2メートルの防砂柵を乗り越え、国道や近隣住宅などに堆積する被害が出ている。実証事業は2023年度までの3カ年計画で、北大大学院農学研究院と共同で行う。二つの技法を使い、海浜植物の回復と砂丘の形成を促し、自然の力で砂の飛散を防ぐ狙いだ。今後は区内の小中学生が海浜植物を育て、来春に植栽する予定。