<音風景>飛行少年 未来へ踏み切れ 札幌市 荒井山シャンツェ
秋深まる荒井山シャンツェ。スキーが助走路を滑る「コーッ」という音が徐々に大きくなり、途切れた瞬間、小さなジャンパーが大空に身を躍らせた。同シャンツェを拠点とする札幌ジャンプスポーツ少年団(竹花徹団長)は1972年の札幌五輪終了直後に発足。来年で50年の節目を迎える。現在、小学生14人、中学生8人の計22人の団員たちが四季を通じて練習に励む。人工芝に着地するサマージャンプは雪面に比べて安全性も高く、団ではスキー板など用具の貸し出しも行っている。