<パノラマ百景>特別編(稚内・白い道) 貝殻一筋、海へ続く3.3キロ
宗谷丘陵に一筋の白い線が延びる。砕けたホタテの貝殻が牧草の緑と美しいコントラストを織りなし、交流サイト(SNS)で「映えスポット」として人気を集める観光スポット「白い道」だ。稚内市宗谷岬を起点に丘陵地帯を巡るフットパスコース(全長11キロ)のうちゴール地点の宗谷地区に近い約3・3キロ。敷き詰められた貝殻約600トンは雑草を抑える効果もあり、草取りなどの手間も省けるという。コースの魅力向上と貝殻の有効活用を目的に2011年に整備された。毎年5~10月ごろに通行可能で、冬季は閉鎖される。