雲海と紅葉、絶景の競演 大雪山国立公園の三国峠
【上士幌】道内の国道で最も標高の高い三国峠(標高1139メートル)の頂上付近で紅葉が見頃を迎えた。峠は大雪山国立公園内にあり、眼下に広がる樹海は広葉樹と針葉樹の混在する原生林。ダケカンバの黄葉やカエデの紅葉が、深緑の針葉樹トドマツに入り交じり、美しいコントラストで峠を彩っている。28日早朝には雲海も出現。色づいた山々と真っ白な雲海を一望できる国道273号沿いには、夜明け前からカメラマンが詰めかけた。展望台で写真撮影をしていた更別村の川口香代子さんは「紅葉がじゅうたんのようですてき」と話していた。