道内最古の円形校舎 旧石狩小「缶詰校舎」
1956年に建てられ、円柱形が特徴の「円形校舎」としては現存する中で道内最古とされる石狩市の旧石狩小学校の一般公開が2021年夏、始まった。教室や図書館は校舎中心部にある円形の廊下を囲むようにあり、形は扇状。教室は外側に窓、中心部に黒板があり、机は黒板に向かって「ハの字」に配置される。円形校舎は50年代ごろから全国で100棟以上建てられ、道内では旧石狩小を含め10校以上で採用された。現在少子化や老朽化で多くは廃校や解体となった。石狩市教委は今後も博物館機能を持たせて校舎を活用していく予定だ。