夏の夜、光に集まる虫たち 上士幌・糠平で灯火採集の観察会
7月31日夜、上士幌町ぬかびら源泉郷の「ひがし大雪自然館」で、光で虫を集める灯火採集(ライトトラップ)の観察会が行われ、夏の夜空に虫好きの子供たちの元気な声が響いた。灯火採集は夜、光に誘引される虫の習性を利用し、多くの虫を効率よく観察・採集する方法。白熱灯や紫外線(UV)ライトで白布を照らして虫を集める。同館で約10年間続く夏の人気イベントのひとつ。辺りが薄暗くなった午後7時から始まり、子供たちは次々と集まる虫に目を輝かせていた。乙幡康之学芸員が、灯火に集まったさまざまな虫について解説した。