Flick

野付湾で秋のホッカイシマエビ漁解禁 別海

公開
根室管内別海町の野付湾で10月25日、秋のホッカイシマエビ漁が始まり、野付漁協所属の打瀬舟(うたせぶね)23隻が初出漁した。風に合わせて三角形の帆を操り、網を引く明治から続く伝統漁で、11月6日まで続く。漁は22日に解禁されたが、風がなく延期していた。水深の浅い野付湾で、エビが生息する海草のアマモがスクリューで傷つかないよう、帆に風を受けて網を引く。舟は早朝に漁港を出港。漁師らは帆を調整しながら舟を進め、舟上でエビを手際よく仕分け、体長9センチに満たないものは資源保護のため海に戻した。