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<道東 水のある風景>歴舟川の砂金掘り 大樹町

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日高山脈を源に、大樹町の中心部を流れて太平洋にそそぐ歴舟川。環境省の清流日本一に何度も輝いたこの川は、激流によって上流から運ばれてきた砂金が眠る川でもある。大樹町内での砂金採取は1635年(寛永12年)に始まったとされる。1900年ごろにはゴールドラッシュに沸き、数百人の砂金掘り師が一獲千金を求めた。昭和に入ると砂金掘り師の数は減り、やがていなくなった。川の上流部にあるカムイコタン公園キャンプ場周辺では現在も砂金掘りが楽しめる。カッチャで川辺の小砂利をすくい、板に乗せ、板を川の中で前後に揺らす。